2009年7月 7日 (火)

IC-2820のクローニング失敗

IC-2820は,CS-2820というソフトウェアを使ってPCとクローニングをします。今まで順調にクローニングができていたのですが,ある日突然失敗するようになりました。

COMポートは間違いなく正しい番号を指定しています。ID-80のクローニングは問題なくできているのでUSB<->シリアル変換ケーブルも問題ないはず。CS-2820から「無線機情報」ボタンを押すと正しく無線機と接続された表示が出ます。しかし,「無線機からの読み込み」や「無線機への書き込み」を行うと,

COM4にアクセスできません。
次のことを確認して下さい。
・・・

というポップアップが表示され失敗します。何度やってもダメです。

以前と何が違うのだろう,あるいはリグが壊れたかと,ひとしきり悩んだあげく思い出したのが,最近リグ背面のSP2コネクタに外部スピーカーを接続したこと。これはあまり関係ないだろうと思いつつスピーカーをはずして再トライしてみると,問題なくクローニングが成功しました。

アイコムに問い合わせてみると早速回答があり,SP2の端子がクローニングの端子を兼ねており、モノプラグを差し込むとクローニングのラインがアースレベルとなるためとのことでした。さらにマニュアルにも記述されているとのこと。確認してみると確かにマニュアルに【ご注意】として書いてありました。

なおSP1ではこの問題は生じません。

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2009年7月 4日 (土)

in sync

DV Dongleで海外,特に米国局同士の交信を聞いていますと,最近 "You are in sync." とか "full sync" といったフレーズを聴くことがあります。あちらでも最近使われ始めた言葉のようですが,D-Starにおいて信号の同期がとれていて完全に復調できていますよ,R2D2にはなっていませんよ,という意味です。D-Starだからこその言い方ですね :-)

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2009年6月29日 (月)

【備忘録】 CentOS 5の日本語入力

EVBにはGUI環境がないので,X Window Systemをインストールする。

また,ここではDesktop環境は入れないでおく。

yum groupinstall "X Window System"

リモートPCからVNCでアクセスするため,X11サーバーではなく,vncserverを動かす。

yum install vnc-server.i386
chkconfig vnc-server on

日本語パッケージをインストール

yum groupinstall "Japanese Support"

anthy, scim, scim-anthyをインストール

$ yum install anthy scim scim-anthy

scim設定(scim-setupコマンド)のホットキー,開始/終了で,Alt+Kanjiを追加すれば,MS Windows と同じAlt+半角キーでIMを日本語入力モードにできる。

VNC環境なので,(~/.xinitrcではなく)~/.vnc/xstartup に以下を追加

export LANG="ja_JP.UTF-8"
export XMODIFIERS="@im=scim"
export GTK_IM_MODULE="scim"
export QT_IM_MODULE="scim"
xhost +
scim -d
sudo -u repeater /usr/bin/scim -d -f socket -c simple -e all

/etc/sysconfig/i18n で以下のように修正

LANG="ja_JP.UTF-8"

man で日本語を表示するには,/etc/man.config で以下のように修正

PAGER  /usr/bin/lv -i

mltermのインストール

http://mlterm.sourceforge.net/からダウンロード,展開
./configure --enable-anti-alias --enable-scim --with-scrollbars
make
make install

この状態で,ユーザーroot,repeaterともに,mlterm,firefox,sylpheedで日本語入力が可能となった。しかし,openoffice 3.1.0ではscimが立ち上がらない。GNOMEを動かせば可能となるが,openofficeもデスクトップの必要性もないのでこのままとする。

openoffice3.1.0でscimが立ち上がらない問題は,

export OOO_FORCE_DESKTOP=gnome

あるいは

export SAL_USE_VCLPLUGIN=gtk

のどちらかを指定することで解決した。gnomeセッションを立ち上げる必要はない。

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DV Dongle リモートアクセス

DV Dongleの使い方としては,一台のWindows PCにドングルとソフトウェア(DVTool)両方をインストールして同じPCのマイクとスピーカーを使って運用するのが最も一般的かと思います。もちろんLinuxでも同様な使い方ができます。

一方,DVToolではドングルが挿入されているPCとは別のPCでDVToolを動かし,このPCのマイクとスピーカを使って運用することが可能です。つまりDV Dongleによる音声コーデック部分だけを別PCでやらせることができる訳です。

私はドングルを24時間稼働しているLinux (CentOS 5)デスクトップPCに挿しっぱなしにしており,これを複数のWindows PCからリモートアクセスして使っています。家にいる時は居間のLaptop PCからアクセスすることができますし,日中は職場からアクセスすることも可能です。運用の度にドングルを挿したり,あちこちにドングルを持ち歩く必要なく,複数のPCから利用できるのでとても便利です(同時には一つのPCのみ)。

以上が,DVToolの機能を利用したドングルのリモートアクセスです。

もう一つの方法として,rtpDir+dplus_clientあるいはrtpDir+dextra_clientを使っても似たような事が可能です。ドングルはrtpDir+dplus_client/dextra_clientが動いているLinux(あるいはWindows)に挿し,rtpDirをD-Starレピータあるいはゲートウェイにコネクトします。さらに,EchoLink PCクライアントからrtpDirにコネクトすれば,rtpDirのブリッジの機能によりEchoLink PCクライアント+マイク+スピーカでD-Starと交信が可能です。(rtpDirを使って,EchoLink PCクライアントからIRLPやAsterisk局と交信するのと同じです。)

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2009年6月25日 (木)

コールサイン・ビープ

D-Starにはコールサインスケルチという機能があります。これは,待受中受信音を抑制しておいて,自局宛ての信号に対してのみ音声出力するスケルチです。相手局を指定できるデジタル通信だからこそできる機能ですね。

ここでもう一歩踏み込んで,スケルチはかけずに自局宛信号が来た時にビープを鳴らしてくれる機能があるととてもうれしいと思っています。つまり,他局同士の交信をモニターしながら,自局宛の信号が来たときにビープを鳴らして欲しい。

上記のようにコールサインスケルチでは,受信音声を完全に抑制してしまうので,他の交信をモニターできないのです。自局を呼び出してきた局が通常のFMのように声をかけてくれれば問題ないのですが,D-Starだとカーチャンクだけの場合もあります。カーチャンクの度に無線機の画面でコールサインを目で確認しなければならないのは煩わしいです。

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Nifty E-Z Guide to D-STAR Operation (続き)

Nifty! Accessoriesに注文していた商品が届きました。USPS First Class Internationalで,注文から丁度一週間です。

Nifty E-Z Guide to D-STAR Operation
この本は,D-Starに関する最初の書籍だと思われます。以下のような章立てで,全104ページあります。

Chapter 1: D-STAR
Chapter 2: Dplus Gateway Operation
Chapter 3: Gateway User Registration
Chapter 4: Setting Up Callsign Memories
Chapter 5: DV Short Text Messaging
Chapter 6: Internet Resources
Chapter 7: Radio Programming Software
Chapter 8: DV Mode Slow-speed Data
Chapter 9: DV Dongle, D-STAR Adapter

E-Z Guideというだけあって運用の基本が記述されている初心者向けの本です。「どう使うか」がメインで,「どうなっている」という内容はありません。また全体の半分くらいの内容はG2/Dplus環境を前提とした話なので,ある程度慣れた国内局にはあまり役に立たちそうにもありません。しかし,D-Star関連情報があちこちのWebにバラバラに存在している現状を考えると,それらが本の形でまとめられたことには意味があると思います。

改めて,海外ではD-Starが幅広い使われ方をしているのだと言うことが読んでわかります。

ちなみに運用上忘れがちな注意点として,ゲートウェイ経由の交信が終了したらURをCQCQCQに戻すことという記述があります。ここで著者自身の体験例として,日本のある局との交信終了後ローカルから呼ばれたのでそのまま話を続けていたら,その会話が全て日本にブロードキャストされていたという失敗談が書かれています。この時の日本局が実ハンドルと実コールサイン入りで書かれていますよ!。私もよくお話しさせていただくアクティブ局です。海外の本に引用されるなんてすてきですね!!!

HT Radio Desk Stand
手持ちのID-80をセットアップしたところです。
Img_1226 Img_1228
まぁあえて輸入までして買う必要はないでしょう。十分自作できます。

下の基台部分は金属で重さがありID-80+ケーブルの重さでもしっかり安定しています。

一方,無線機を支える斜めの板はアクリル製でフニャフニャします。置いたまま一本指だけでボタン操作はできますが,もう少ししっかりすると良いかなと思います。

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2009年6月18日 (木)

Nifty E-Z Guide to D-STAR Operation

こんな本を見つけました。D-Starに関する始めての本ではないでしょうか。本の紹介として,D-Star無線機を使った交信の仕方だけではなく,DVDongleやD-Rats/D-Chatの使い方,Reflectorへの接続の仕方に関する記述もあるとのこと。早速オーダーしました。

ついでに,同じサイトで売っていたこんなのも注文してしまいました。(簡単なものを自作しようと思っていたのですが,つい・・・)

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2009年6月 7日 (日)

【備忘録】 EVBを止める

EVBベースのasteriskをインストールしたPCで,asteriskを動かしたくないとき。

実行中にasterisk関連プロセスを停止する方法:

  • amportal kill
  • killall asterisk
  • killall -u asterisk
  • service httpd stop
  • service zaptel stop

PC再起動の際のEVB/asterisk自動起動を止める方法:
/etc/rc.d/rc.localの中の

  • /etc/EVB/EVBrun

をコメントアウトする。さらに,

  • chkconfig zaptel off
  • chkconfig httpd off

ログインメッセージ(以下)は/etc/EVB/EVB.txtに記述されており,/etc/bashrc内からcatで表示されている(/etc/motdではない)。

Running EasyVoxBox - http://www.easyvoxbox.org
        Asterisk   - http://www.asterisk.org
        app_rpt    - http://www.xelatec.com/asterisk

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D-Star Hot-Point

rtpDirの作者であるKI4LKFは,最近D-Star向けのHot-Pointというソフトウェアをリリースしました。このソフトウェアは,DVDongleとアナログ無線機を使ってD-Starネットワークにアクセスする方法を提供します。DVDongleで一般的に使うDVToolではPCのマイクとスピーカを使って交信しますが,Hot Pointはこのマイクとスピーカを無線にしているイメージです(概念図)。IRLPノードやEchoLinkリンク局と同じ考え方ですね。無線機のコントロールは,EchoLinkでごく一般的なシリアルポート制御のインターフェース経由でOKです。DVToolの代替として(無線機なしの)PCのマイクとスピーカでの運用も可能です。

*)アナログ無線機の代わりにベース無線機,アクセス用無線共にD-Starを使えばDVモードでもそのまま行けるとのことですが,私はまだ試していません。

**) Hot Spotとは異なるものです。

Hot-Pointのソフトウェアは,Linux向けとWindows向けの両方が用意されています。

rtpDirを使えば,以前からアナログ無線機からD-Starネットワークにアクセスすることは可能です。しかし一つrtpDirではできないHot Pointユニークな機能は,テキストメッセージのやりとりができることです。D-Ratsなどと文字メッセージの交換ができるようです。送られてくるテキストを見ているとDPRSの位置情報なども流れてきます。

KI4LKFはこれからもHot Pointを進化させると言っているので楽しみです。

Hot-PointはゲートウェイにDplusあるいはDextraのどちらかが動いている必要がありますので,残念ながら日本ではなく海外のゲートウェイに接続しなければなりません。

またHot-Pointを動作させるための準備として,構成ファイルをエディタで修正したり,バックグラウンドで dplus_client.sh あるいは dextra_client.sh といったソフトウェアを動かした後GUIである dstar_hot_point を動かしたり,ゲートウェイやリフレクタのリストを自分で作成しなければならないなど,まだ若干手間がかかったり不親切な部分があります。最初の敷居としてはDVToolより高く感じますが,ソフトウェアとしての安定性はDVToolより高いように思えますし,Javaアプリケーションでない分軽く感じます。

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2009年6月 3日 (水)

EchoIRLP 2.0

EchoIRLPが現在の形で使われはじめてから随分と時間が経って,IRLPとともにかなり成熟しています。一方,tlbとEchoIRLPメーリングリストによると,EchoIRLPの開発チームは次期バージョン(EchoIRLP 2.0)の開発を進めているようです。

現在のEchoIRLPはtbd (thebridge)を使ってIRLPとEchoLinkを共存させていますが,次期バージョンではtlb (thelinkbox)がこれに代わるようです。tlbは,tbdの拡張版として開発が進んでいるレピーターコントローラの一種で,これ単体でも無線機(複数可)と接続して各種VoIPノードを構築可能なものです。

現バージョンと比較するとIRLPとは疎結合になり,ノードPCのIRLP部分には一切触らず,完全に切り離されたインストールになるようです。この切り離しの一番のメリットは,IRLPで不具合が起きた時,評判の高い IRLP install team のサポートが受けられることですね。現在のEchoIRLPはインストールするとIRLPシステムをいじってしまうので,install team の公式サポートが受けられません。いざという時,サポートがあるのは助かると思います。

またEchoIRLP 2.0では,COS, PTT, DTMF制御をIRLPからtlbに移すそうですが,今の時点ではその詳細は不明です。

アルファ版がこの1週間くらいで出てくるようです。同時にアルファテスターを募集しているようですので,興味のある方は手伝ってみても良いのではないでしょうか。

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