DEXTRA

2009年6月 7日 (日)

D-STAR Hot-Point

rtpDirの作者であるKI4LKFは,最近D-Star向けのHot-Pointというソフトウェアをリリースしました。このソフトウェアは,DVDongleとアナログ無線機を使ってD-Starネットワークにアクセスする方法を提供します。DVDongleで一般的に使うDVToolではPCのマイクとスピーカを使って交信しますが,Hot Pointはこのマイクとスピーカを無線にしているイメージです(概念図)。IRLPノードやEchoLinkリンク局と同じ考え方ですね。Hot-PointがDVDongleを使ってAMBE変換をします。無線機のコントロールは,EchoLinkでごく一般的なシリアルポート制御のインターフェース経由でOKです。DVToolの代替として(無線機なしの)PCのマイクとスピーカでの運用も可能です。

*)ベース無線機,アクセス用無線共にD-Star無線機を使えばDVモードでもそのまま行けるとのことです。すなわちこの場合には,End-to-endでAMBEになります。

**) Hot Spotとは異なるものです。

Hot-Pointのソフトウェアは,Linux向けとWindows向けの両方が用意されています。

rtpDirを使えば,以前からアナログ無線機からD-Starネットワークにアクセスすることは可能です。しかし一つrtpDirではできないHot Pointユニークな機能は,テキストメッセージのやりとりができることです。D-Ratsなどと文字メッセージの交換ができるようです。送られてくるテキストを見ているとDPRSの位置情報なども流れてきます。

KI4LKFはこれからもHot Pointを進化させると言っているので楽しみです。

Hot-PointはゲートウェイにDplusあるいはDextraのどちらかが動いている必要がありますので,残念ながら日本ではなく海外のゲートウェイに接続しなければなりません。

またHot-Pointを動作させるための準備として,構成ファイルをエディタで修正したり,バックグラウンドで dplus_client.sh あるいは dextra_client.sh といったソフトウェアを動かした後GUIである dstar_hot_point を動かしたり,ゲートウェイやリフレクタのリストを自分で作成しなければならないなど,まだ若干手間がかかったり不親切な部分があります。最初の敷居としてはDVToolより高く感じますが,ソフトウェアとしての安定性はDVToolより高いように思えますし,Javaアプリケーションでない分軽く感じます。

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2009年1月22日 (木)

D-STARリフレクター XRF001への接続

2週間ほど前に入手しようと決心したD-Star DVDongleが昨日届きました。2週間というのは、入手を決心して、メールで見積もりを貰い、銀行振り込みをして手元に届くまでの時間です。

(クリジットカードが使えればよいのですが、DVDongleを扱っている米国のショップでは海外注文は銀行振り込みのみ可能ということでした。)

さて、rtpDirからDVDongleを使ってD-Starゲートウェイあるいはリフレクタに接続するにはdextra_cliというアドオンソフトウェアを導入します。このソフトウェア自体は設定項目も少なく、実行はとても簡単です。DVDongleをノードPCのUSBに差して、dextra_cliとrtpDirを同時に実行するだけです。dextra_cliがDVDongleを使ってAMBEのコーティング・デコーディングをし、さらにrtpDirが他VoIPシステムとのインターフェースを行います。

dextra_cliを利用してD-Starネットワークに接続するには、接続先のD-Starゲートウェイあるいはリフレクタがそれぞれdextra_srvあるいはdextra_reflectを動かしている必要があります。これはD-Starで一般的に使われているDplusの代替です。但しdextra_cliはDplusとは接続できません。ゲートウェイ側ではDplusと同時に動かすことは出来るようです。DextraはまだDplusほど世の中に浸透していないので、現時点ではXRF001というリフレクターが使えるだけのようです。

今日初めて"XRF001 B"リフレクターに接続していたら、rtpDir/dextra_srv/dextra_reflect/dextra_cliの作者であるKI4LKFから呼ばれて初交信を楽しみました。途中からはVKからの参加もあり日米豪交信となりました。私自身は通常のアナログ無線機から自分のIRLPノードにアクセスして、rtpDir経由でXRF001にアクセスという形になります。

ちなみにDextraはrtpDirなどを使った他アナログVoIPシステムとのクロスリンクを前提に作られています。現在の主流であるDplusに比べるとDextraは発展途上でありますし(まだ実験段階)、それゆえ浸透という意味でもまだまだのようですが、今後アナログシステムとのクロスリンクに理解のあるゲートウェイオーナーがDextraを導入してくる例も増えてくるでしょう。その時が楽しみですね。

私のrtpDirがXRF001に接続している時なら、EchoLinkのJI1BQW-L、あるいはIRLPの8437に接続すれば、XRF001にいる局の交信に参加可能です。

D-Starといってもこれはあくまでアナログアクセスという傍流なので、私としては近い将来にD-Star無線機を入手してキチンと主流、基本を理解・経験しておかないといけないなと感じています。

ところで不思議なのは日本のD-Starでは現在Dplusさえも導入されていないということ。DVDongleも使えないし、リフレクターもできないようですね。何故なのかしら。(レピーターもゲートウェイもJARLが設置しているから?)これからレピーターの数がますます増えてくれば当然欲しくなってくる機能ですね。

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