ブルートゥースヘッドセットでCW
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YouTubeに載っているビデオHow to Properly Adjust and Use a Vibroplex Bugと,Vibroplexバグキー購入時に付いてくる説明書SEMI-AUTOMATIC KEY ADJUSTMENTから調整法をまとめてみます。
重要な調整箇所は以下の4箇所です。この順番に行います。
サイドトーンなどの符号発生器を付けた状態で音を聞きながらやります。
1. D: Dash Lever Stop
まず一番最初に行う調整です。この調整の前に,C,E,Bのネジは緩めてギャップを大きめにとっておいた方が良いです。
ここの調整の目的は,短点を出し終わって指を離してアームが戻った瞬間,アーム先端がダンパー(G)に当たってアームの振動をピタッと抑えるようにすることです。
アームを静止状態に置き,ネジ(D)を締め込んでいくと,それにつれてアームが左に押され,先端がダンパーから離れていきます。静止状態でアームがダンパーから離れていては,短点送出後もずっとアームが振動を続け,次の短点にチャタリングを生じさせるなどの影響を及ぼします。
ここは,一度ネジ(D)を締め込み,アーム先端がダンパーから離れた位置から,今度は逆にネジ(D)を抜いていき,アーム先端がダンパーにそっと触れる,しかしダンパーは動かないというところで固定します。逆にネジDを抜きすぎてアームがダンパーを右上に持ち上げないようにします。
これで,短点送出後ピタッとアームの振動が止まるはずです。
ここの調整は一度行えば,この先ほとんど行うことはないでしょう。他の調整は,ここには影響しません。逆に,全体の調整終了後ここをいじってしまうと他に影響しますので,2/3/4の再調整が必要になります。
2. C - Dot Lever Stop
レバーを短点側に振ったときに親指で感じる振れ幅(ギャップ)の調整です。ネジ(C)はアームのストッパーであり,短点接点ではありません。ここで決まるアームの動き幅で振り子が振れます。YouTubeのビデオでは15/1000インチ(0.38mm)にすると言っています。ハガキ2枚弱の厚さですね。
この値の前後で好みで調整しますが,ここが一番難しいのではないでしょうか。ギャップが小さすぎると,振り子(重り)が良く振れず,しっかりした短点がでませんし,速めの打鍵になってしまいます。逆に大きすぎるとガチャガチャしますし,長短点のバランスが悪くなります。
説明書には,始めは広めのギャップからスタートすると良いとの記述があります。
ここのギャップを変えたら,E - Dot Contact の再調整が必要です。
3. E - Dot Contact
短点接点のギャップ調整です。
レバーを短点側にしばらく押し続けた状態のまま(アーム先端はダンパーから離れている),アームの振動が終わり静止するのを待ちます。
ネジ(E)を抜いていくと接点同士が離れ,締めていくと,ある点で接点同士が接触します。接点が接触した瞬間はサイドトーンが擦れたような音を出します。あるいはアームに微妙な振動が残っており擦れた連続短点のようになるかも知れません。
そこで,そこからさらにゆっくりネジ(E)締め込んでいき,接点同士がしっかりと接触し,トーンがきれいな連続音になるようにします。締め込み過ぎると短点が濃くなりすぎ,また長く連続して出なくなります。
さらに,短点を何度か送出し,擦れずしっかりした短点がある程度の長さ出る位置に調整します。
4. B - Dash Contact
長点のギャップ調整です。アームのストッパーと長点接点を兼ねています。C - Dot Lever Stop と同様,YouTubeビデオでは15/1000インチにすると言っています。
あとは好みで調整しますが,あまり広げると短点から長点への移行の際すきまが空いてしまいます。
以上が重要な調整ポイントで,あと,
H: Dot Lever Tension (短点操作のバネ圧)
J: Dash Lever Tension (長点操作のバネ圧)
重り位置: 速度調整
がありますが,これらは好みで調整します。これらを変えても1/2/3/4のセッティングに影響はありません。
以上はあくまで説明書的なセッティングであり唯一の解ではないはずです。しかし私の場合はまだまだ初心者なのでスタートポイントがわかりません。まずはここを基点と定め,ここから大きく逸脱しない範囲で練習をスタート,続けています。これでうまく打てないのは私のせいということで。
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バグキーは練習自体が楽しい。あまり速度を上げずに(といっても重りの関係である程度の速度は出てしまうのですが),しっかりと打つ練習が大切だと気づきました。
特に短点は,自動とは言えエレキーと異なり中途半端に打つと,かすれてしまったり,思った数が出ません。しっかり重りを振らせることと,例えば,K/ワ,X/マ,メのような文字は,真ん中の短点が一つ,二つ,三つと確かに出たことを確認して次の長点を打つ練習が必要だと気付きました。エレキーだと,中途半端な短点接触でも電子回路が正しく出してくれますが,バグだと機械的な接触状態がそのまま出てしまいます。
長点も,J/ヲや数字の1など長点が続く時,同じ長さ,間隔で出すのは結構難しいものです。
練習を続けていたら,短点のかすれも徐々に少なくなってきました。打ち方が良くなってきたこともあるとは思いますが,機械としてのバグキーの慣らしが進んできたというのもあるような気がします。
でも実際の交信で使うと,緊張からか手に力が入ってしまって,まだ練習どおりにはなかなか行きません
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バグキーについて書かれた英文を読むと,"music"という言葉がよく使われています。
"Good bug CW is music!"
"It takes much much practice to make music with one of these instruments."
"I got my "bug ticket" in the navy and my chief would not let me on the air until I could make music to his satisfaction."
なんて言い方がweb上で見つかります。何かとてもいいですね。
私も早くバグキーで音楽を奏でられるようになりたいと思います。
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今2mで,いつものローカル3局全員バグで和文ラウンドQSOを終えたところです。皆さん,いつもはエレキーで高速QSOなのですが,今日は私にお付き合いいただいたような感じです。こういうのやはり楽しいな。
しかしバグは難しい。ギャップなどの調整と打ち方の両方で全く変わってきてしまいます。色々同時にいじると何やっているのかわからなくなってしまいますので,とにかく調整についてはYouTubeお勧めの設定で固定して,あとは打ち方を色々試してみようと思います。
今の私の問題は,短点が多く出てしまうことがあることと,チャタリングが出ること。短点の打ち方やタイミングで正しく綺麗に出ることもありますので,結局は腕ですね。キーも新品ですし,他に言い訳できませんからね。
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まだまだ先だと思っていたバグキーですが,先日突然興味が沸いてきまして注文を入れてしまいました。有名なVibroplex Original Deluxeクロームベースのやつです。メーカーに直接注文しました。円高の恩恵を受けることができました。5月12日にオーダー,今日着荷ですからほぼ1ヶ月かかりました。
とても,とてもきれいなキーです。
このバグキーは設定ネジが多いのですが,YouTubeに設定の仕方を丁寧に説明するとても良いビデオがあり,これが大変参考になりました。
このビデオを見ると大切な点は,アームが動いていない状態でアーム先端がダンパーにそっと触れる程度にすることと,レバーの左右のふれ幅を決めるネジの間隔は約15/1,000inch (=0.38mm)にすること(官製ハガキ2枚弱の厚みですね),振り子が振れている状態での短点接触状態です。
しかし,そのように調整はできても,さすがにビデオのようにうまく打てません。指がエレキーや複式になれてしまっていますので,これからかなり練習が必要だと思います。特に,手動の長点の長さをバラつかせず一定にするのはかなり難しいですね。
調整も含めてまた楽しみが増えました。
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最近家中の白熱球をLEDに換えたのですが,その内一つから7MHzにノイズが出ます。5つの内一つ。外国製,白熱球60W相当,密閉型器具対応のもの。国産や外国製でも光量の小さいのは大丈夫そうです。
ググると,結構ノイズ問題あるんですね。特に外国製。買い換えないと。
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